Printing

高品質な商業印刷を実現するUVオフセット印刷と小ロットに強いオンデマンド印刷

色調の確認、品質管理、納期管理から、印刷・製本・梱包・発送までのすべての製造工程を本社工場にて一貫で管理しています。その中でも主力となるUVオフセット印刷機とオンデマンド印刷機、そして環境対応についてご紹介します。

高精細で大ロットにも対応 UVオフセット印刷の5つのメリット

一般的な油性オフセット印刷では、印刷後、インキの自然乾燥にかなりの時間を必要としますが、UVオフセット印刷は、紫外線による化学反応でインキを瞬時に乾燥・硬化させるので、乾燥のための待ち時間が必要ありません。印刷後、すぐに断裁や製本など後加工に進めることができるので、大幅な納期の短縮を実現できます。

油性オフセット印刷によくあるトラブルとして裏写り(印刷物の裏面に表面のインキが色移りし、汚れてしまうこと)や、裏抜け(紙にインキが染み込み、裏側まで染み出してしまうこと)などがあります。しかしUVオフセット印刷であれば、インキを瞬時に乾燥・硬化させるので、色移りや染み込むリスクがなく、安全に品質を保つことができます。

UVオフセット印刷では、紫外線による化学反応でインキを硬化させているので、インキの被膜を従来の油性インキよりも厚く、硬くすることができます。そのため摩擦に対して非常に強く、直射日光や水分への耐久性にも優れているので、これまでの油性インキよりも屋外で長持ちさせることができます。

通常、油性オフセット印刷では裏写りやブロッキング(インキの粘着性により紙がくっついてしまうこと)を防ぐために、印刷直後にスプレーパウダーという微細な粒子の粉を散布します。しかしながら、このスプレーパウダーが原因のトラブルもあり、特に表面PP加工で用紙とフィルムの間に入り気泡になってしまうといったリスクもあります。UVオフセット印刷では、紫外線による化学反応でインキを瞬時に乾燥・硬化させるので、裏写りやブロッキングのリスクもなく、スプレーパウダーも不要です。そのためパウダーを起因とするトラブルもなく、電子部品や食品関係など、不純物の混入を避ける必要のある印刷物にも適しています。

金、銀などの表面にアルミが蒸着された特殊紙(スペシャリティーズシリーズ)や、クリアファイルの素材であるPP(ポリプロピレン)、屋外ポスターなどに使われる合成紙(ユポ)など、素材自体にインキが浸透しない素材には、一般的な油性オフセット印刷では対応が難しいと言われています。UVオフセット印刷であれば、インキが紙に浸透することなく、紙の表面で乾燥・硬化するので問題なく対応することができます。

小ロットやバリアブルにも対応したオンデマンド印刷

オンデマンド印刷は、デザインデータを直接オンデマンド印刷機に送ることで、版を作らずに出力する印刷方法です。コスト面で考えると、従来のオフセット印刷で必要とされていた版代をカットし、出力費だけに抑えることができ、少ないロットでも単価を抑えることができます。また、1部ずつ内容を変えて印刷するバリアブル印刷も可能で、お客様のターゲットに応じて内容を最適なものに変えていくDMマーケティングなどにも対応できます。

ホワイトトナーを使用することで、プロセスカラーでは難しかった濃色紙や透明紙上での表現力が飛躍的に向上します。トナーはオフセットインキに比べ隠蔽性が高く、一度刷りでも鮮やかに見せることができます。他にも蛍光色のネオンイエロートナーとネオンピンクトナー、ゴールドトナーとシルバートナーの2種類のメタリックトナー、印刷面全体に光沢感を与え高級感を出したり、スポット光沢で印刷面を部分的に強調したりするクリアトナー、通常光下では無色透明ながら、ブラックライトなどで紫外線を照射することで赤く蛍光発色するインビジブルレッドトナーなど、印刷物のセキュリティー性やトレーサビリティー性を向上しながら幅広いデザインが可能となり、表現力が飛躍的に向上します。

普通紙、コート紙、凹凸紙など、さまざまな用紙種類、用紙厚に対応できます。部位によって厚みの違う用紙や薄い用紙でも、シワを抑えて出力可能です。オリジナル封筒の作成など、小ロットから封筒印刷ができます。

環境配慮型の印刷物を提供

当社はFSC®森林認証を取得しており、お使いの印刷物、会社案内や名刺などにもFSC®認証のロゴマークをいれることが可能です。その他にもGPマーク、ベジタブルインキなど様々な環境対応を実施しています。